法顕伝・宋雲行紀**

法顕伝・宋雲行紀

老齢の身ながら遠くインド・セイロンにわけ入り27国もの仏跡を14年にわたって巡歴した中国の高僧法顕の記録は、最古の西域旅行記としてつとに名高い。
宋雲の北インド旅行記を併載。
江戸後期の備後の儒者で、『黄葉夕陽村舎詩』で知られる菅茶山。
一時期、彼が主宰する廉塾の塾頭をつとめ、のち京都で活躍して『山陽詩鈔』をのこした頼山陽。
ふたりの詩人の生活と詩文を、平明洒脱な散文で語りつくした評論。
古くから中央アジア乾燥地帯に活躍した遊牧騎馬民族。
草原と砂漠を背景にくりひろげられた戦いの絵巻を、中国の史書によって鳥瞰するこころみ。
斯界第一線の研究者を動員した訳業。
第1巻は、匈奴、烏桓・鮮卑、蠕蠕・??、高車、室韋・契丹・奚、勿吉・靺鞨をとりあげる。
巻末に田村による解説を付す。
わが国の文学史が国学的・語学的なものでしかなかった時代に、文学の真髄に迫った本書は、真の意味での歴史的名著といえる。
その後の研究成果にもとづく詳細な補注をつけて覆刻。
第1巻は、総論、第一期・弘仁前後、第二期・延喜天暦。
巻末に解説(秋山)を付す。
はじめ薬として飲まれた茶は、やがてその風味を愛されて文人の間に流行し、「わび」文化の主役として彼らの思惟をふかめた。
その多様な展開のあとを、諸文献によって再構成する。
第1巻は、『喫茶養生記』『喫茶往来』『山上宗二記』『分類草人木』『古田織部伝書』『南方録(覚書)』を収録。
巻頭に「茶書の歴史」(林屋)を付す。
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