カースティンは母と妹の面倒を見るため、故郷の町に豪邸を購入した億万長者、セスの個人アシスタントとして雇われた。
いい仕事につけたと喜んだのもつかのま、すぐにカースティンは別の悩みを抱えることになる。
雇い主のセスに惹かれてしまったのだ。
彼は女性の噂が絶えないプレイボーイ。
恋してはいけない。
そう言い聞かせ、必死で自分を抑えたものの、ある日セスと熱い口づけをかわしてしまう。
動揺するカースティンに向かい、こともなげに彼は言った――愛人にならないか、と。
モリーは自分自身を嘲っていた。
反発し合っているテイトと、夜をともにするなんて!美容院を経営するモリーと町の有力者テイトは、ことあるごとに火花を散らしてきた。
そして数カ月前、彼女がテイトの傲慢な政策に異を唱えて以来、二人の関係はさらに悪化したのだ。
だがそんな憎しみは、ある夜思わぬ激情へと変わってしまった……。
すべてを彼の思うままにさせ、美容院を失うわけにはいかない。
そう決心した矢先、モリーは妊娠していることに気づいた。
自分が養女だったことを知り、出生の秘密を知りたくてエマはモーガンという男性に会いに行く。
すべてのいきさつについて、知っている唯一の人物だからだ。
だがかたくなに拒絶され、エマは憤慨して席を立つが、数日後、彼から仕事のあっせんの電話を受けて驚く。
カウンセラーとしての職を失ったばかりの彼女に、あるキャンプに同行してほしいというのだ。
一瞬いぶかったものの、エマはモーガンの依頼を承諾する――彼と昼夜をともにすれば、何か情報を引き出せるかもしれない。
両親が突然の事故で亡くなった夜、メグは親友のルークと一夜をともにした。
恋人のいる彼への思いは、許されないものだとわかっていたけれど、耐えがたい悲しみのなかでぬくもりがほしかったのだ。
その後故郷に戻り、一家を守ってきたメグは、勤める病院に現れた新任医師を見て息をのんだ。
六年間、かたときも忘れることのなかったルーク!思わず胸が高鳴ったものの、次の瞬間、幸せな気分は音をたてて崩れた。
ずっと秘密にしてきたことを、彼に知られてしまうかもしれない……。
億万長者のブライアンに見初められ、クロエは現代版シンデレラとして注目を浴びていた。
だがクロエを待っていたのは、隠れ家のような別荘でのデートにも、部下のドノバンの出迎えで向かうような日常だった。
寡黙なドノバンとは、会話も続かない。
ある日別荘に向かいながら、彼がブライアンの親友だという噂をクロエは疑いはじめていた。
別荘についたとたん、ブライアンに仕事が入り、クロエはドノバンと一夜を過ごすはめに陥る。
婚約者がしかけた、悪夢が二人を待っているとは想像もしなかった。
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